建設局長の三村 誠です。
希望にあふれる新入職員を向かえ、新年度がスタートしました。
本年度は、入庁38年となる私には最後の年度であり、ラストランとなります。
多くの課題を抱えるなか、残る一周を職員とともに全力疾走で走りぬきたいと思っています。
本年度も「住みよい姫路のまちづくり」に邁進してまいりますので、よろしくお願いいたします。
平成23年度の建設局の主な事業を紹介します。
1 放置自転車対策事業の推進
自転車は、環境にやさしく、健康にもいい手軽な乗り物で、車からの利用転換を図ることにより、都市の慢性的な交通渋滞の緩和にも大きく寄与することが期待できる交通手段であります。
本市においても、自転車をこれからの都市交通の有効かつ重要な一手段と位置づけ、自転車利用の拡大につながる社会環境の整備を行うこととしており、23年度においては、中心市街地における迷惑駐車をなくし、歩行者等の安全や通行の確保を図ることとしております。
○実施内容
・JR姫路駅西側高架下への駐輪場の新設
・指導員による巡回の強化(駐車マナーの啓発・指導)
・(仮称)姫路市放置自転車対策協議会の設置
・姫路駅周辺自転車等放置禁止区域・準禁止区域の見直し など

23年3月17日にオープンしたJR姫路駅東口駐輪場
2 幹線道路の整備
この度の東日本大震災は、まさに自然の脅威に圧倒され、世界中を震撼させた出来事でした。
人々が長い年月をかけて築き上げてきた街が、一瞬のうちに消えて無くなってしまいました。地元を愛し、慣れ親しんできた方々にとっては、なんと無念であったことでしょう。
この大震災に際し、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、今もなお避難所生活を送られている方々をはじめとする被災者の方々に、心よりお見舞い申し上げます。
震災から約1ヶ月が過ぎ、復興に向けての第一歩である幹線道路の復旧が各地で始まっております。被災地にとっては明るい光であり、元気のでる話題です。
ご存知のように、道路は物資の運搬や人々の移動には必要不可欠なものであり、電気、上下水道、ガスなどのライフラインも多数地下に埋設されております。
道路・公園の整備は、人々が生活し、都市機能の充実を図るうえで大変重要な役割を担っており、まさに生命線とも言われるものです。改めて道路・公園の整備を担っている責任の重さを再認識するとともに、橋梁の耐震補強や公園遊具の長寿命化を推し進めなければならないと痛感しているところです。
平成23年度に整備予定の幹線道路は次のとおりです。
○平成23年度の事業路線
〔補助事業路線〕
内々環状南線:用地買収、道路工事の一部施工
内環状東線 :舗装工事、電線共同溝工事
城北線、網干線、熊見線 など
〔単独事業路線〕
大塩曽根線、新在家線 など

23年3月15日に供用開始となった
都市計画道路京町線

23年3月10日に供用開始となった
都市計画道路余子浜線
3 (仮称)夢前スマートICの整備促進
○事業概要
中国縦貫自動車道と連結する(仮称)夢前スマートインターチェンジの設置に向け、
着実な事業推進を図ります。
○実施内容
アクセス道路「置塩134号線」の整備
・用地測量及び用地買収
・物件調査及び物件補償
・一部工事着手 など
4 手柄山中央公園の新施設のオープンと記念イベントの開催
◎
手柄山交流ステーションのオープン
○施設概要
旧モノレール駅舎を改修したモノレール展示室のほか、市民ホールや交流広場
などを備えた交流拠点施設
○オープン日
平成23年4月29日(金曜日・祝日:昭和の日)

4月29日のオープンを待つモノレール

北側から見た改修後の旧モノレール駅舎(新名称:手柄山交流ステーション)

手柄山立体駐車場と連絡立体通路でつなぎバリアフリーとなっています。
◎グランドオープンリレーイベントの開催
○概要
手柄山交流ステーションのオープン以降、水族館がリニューアルオープンする7月に
かけて、手柄山中央公園の諸施設が連携して記念のリレーイベントを開催します
○主な内容
・緑の相談所、水族館
移動水族館の開催
・ザリガニ釣り大会
・淡水ガメのお話会 など
・手柄山交流ステーション
姫路大博覧会とモノレール展
花と緑の展示会等の緑化イベント
山陽電車等の企画展
懐かしの姫路ビデオ上映会 など
・諸施設との連携
スタンプラリー
公園内の各施設で行うイベントとの協賛