少し暖かくなったかと思えば真冬に逆戻りの日もあり、まさに三寒四温の言葉にぴったりな今日この頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。財政局長の黒川です。
さて先日、「平成23年度姫路市予算案」を発表させていただきました。今後は2月21日に開会します「姫路市議会第1回定例会」においてご審議いただくこととなりますが、今回のブログでは、その概要についてお話したいと思います。
新年度予算の編成にあたっては、限られた財源を効果的、効率的に活用するため、徹底した「選択と集中」による予算の重点配分を行い、「生きがいと魅力ある 住みよい都市 姫路」の実現に向け、「まちの活力増進」「住みよさ向上」「未来志向の市政力強化」を「3つの重点目標」に掲げて取り組んで参りました。
また、行財政改革プランに掲げる、来年度実施予定の「全事業総点検」に先立って「先行点検」を行い、その効果額を新規施策や事業拡充に活用しました。
その結果、予算案の総額は3,693億円で、前年度に比べて4.7%の増となっています。
内訳は、一般会計が2,210億円で対前年度比65億円、3.0%の増。これは過去最大の予算規模となりました。
特別会計は959億円で20.2%の減、企業会計は524億円で192.4%の増となっています。
それでは、新年度一般会計予算案のポイントを歳入から順にご紹介します。
まず、歳入の根幹である市税について、企業収益の持ち直し等によって法人市民税の回復が見込まれることなどにより、30億円(3.4%)増の920億円を計上しています。
地方交付税は、市税収入の増など減少要因はあるものの、国の財源措置を見込み、13.0億円(11.2%)増の129億円を計上しています。
国庫支出金が43.1億円(14.4%)増の342.6億円、県支出金が4.8億円(5.1%)増の99.5億円と大幅に増加していますが、これらは後にご紹介する歳出の財源として、ルールに基づき計上しているもので、子ども手当や生活保護費など、国・県の補助事業の増加が大きく影響しています。
市債は、道路や公園など都市基盤整備や学校施設の改修などの財源として、ルールに基づき213.6億円を計上しています。
次に、歳出について、その性質に着目した分類で見ると、毎年度固定的に必要な経常的経費が10.2億円(0.6%)増の1,800億円、社会資本整備に要する経費である投資的経費が54.8億円(15.4%)増の410億円となっています。
経常的経費のうち、全体の21.3%を占める扶助費は53.3億円(12.7%)増の472.0億円。子ども手当の増額(22.4億円)や、長引く景気低迷の影響による生活保護費の増(24.6億円)などが主な増加要因です。
投資的経費には、対前年度比54.8億円(15.4%)増の410.0億円を計上しています。このうち、国の補助事業は19.2億円(16.7%)増の134.5億円、市の単独事業は35.6億円(14.8%)増の275.5億円となっています。
次に、歳出を目的別に分類し、主なものをご紹介します。
総務費では、本庁舎整備に10.6億円を計上しています。
民生費のうち、子育て関連など児童福祉費は272.5億円、生活保護費は145.5億円となっています。
衛生費では、予防接種費に15.4億円などを計上しています。
商工費では、金融対策に60.4億円、工場立地に12.8億円を計上しています。
土木費のうち、道路・街路の整備は92.4億円、公園整備は29.3億円、姫路駅周辺整備は135.2億円となっています。
教育費では、学校・園の整備に32.2億円、生涯学習に8.0億円、青少年教育に8.3億円を計上しています。
最後に、市債と基金の残高見込みについてですが、平成23年度末の市債残高は、一般会計分が36億円増加して2,091億円となるものの、特別会計分の減により、姫路市全体では55億円減の3,984億円を見込んでいます。
一方、基金残高は、一部を取り崩して姫路駅周辺整備等の財源とするため、100億円減の444億円となる見込みです。
このように、社会情勢や国の動きに的確に対応しつつ、新年度の重点目標に沿ってメリハリの利いた予算配分を行い、「ふるさと・ひめじ」の夢を未来へつなぐことのできる予算としています。
今後も、持続可能な財政構造の構築を基本に、健全な財政運営に努めて参りますので、市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
歳入歳出の計数表や前年度との比較など、詳しい資料は
財政課ホームページに掲載していますので、是非そちらもご覧ください。